新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に関連したお知らせ
虎の門病院・乳腺内分泌外科の概況
6月12日現在、特に状況に変化はありません。外来・手術・化学療法のいずれも普段通り・スケジュール通りに運営されています。病院の体制に変化はありません。
◇がんの放射線治療後の免疫力について◇
適切に計画された一般的な乳がん術後の放射線療法では、からだの免疫力が低下するようなことはないと考えられています。また一部放射線が肺にかかることに関連して発生する放射線性肺炎(頻度1~2%)が放射線治療後(2か月~1年)に発生することが知られていますが、重篤化することはほとんどないことが知られています。
(4月22日現在)
現在、外来・手術・化学療法のいずれも普段通りに運営されています(手術待ちは3~4週間程度で、普段と変わりのない状況です)。なお感染リスクを低減を低減する観点から付き添いの方の外来診察室への入室は1名でお願いします。
乳腺内分泌外科の概況について(4月13日)
乳がんの手術、化学療法、外来診療はスケジュール通り実施、継続されています。当院で治療を希望される初診の方もいつも通りの受け入れ状況です。3か月ごとの受診で今回の受診をスキップして薬のみ希望される方は、お電話にて病院にお問い合わせください。3か月分の処方箋をお送りして、受診を3か月延長するように対応できます。また受診された方で、可能な方は6か月分薬をお出しして、半年後の受診にすることも提案しています。
現在治療中でない方は、このような状況なので、ご自分の判断で適宜受診を3か月後などに延長していただいてかまいません。またクリニックとの連携を行っている方は、虎の門の受診をスキップしていただいて、クリニックの受診に切り替えていただいてもかまいません。
なお入院の患者さんは、家族の方も含め面会は原則不可になっています。手術当日の担当医の説明も外来(2階)で待機していただくか、携帯電話での説明に切り替えるようにしています。
外来の患者さんで手術の説明や、病状・病理結果の説明もご本人+ご家族など1名を原則にさせていただいています。術後のフォローアップなど、特に必要ない場合はご本人だけの受診をお願いしています。
すべての外来受診患者さんに問診と体温測定を実施
◆問診、体温測定の実施について
新型コロナウイルス感染症対策のため、全ての来院者に問診と体温測定を行っています。体温測定の結果37.5℃以上の発熱が確認された方・鼻水・のどの痛み・咳などの症状がある方は、当院にて症状に応じた診療を行い、通常の乳腺の診療からは外れます。体調不良の方はなるべく受診を延期して例えば2~4週後、あるいはそれ以降の再診に切り替えてください。予約がとれなければ予約なし(予約外の受診)で支障ありません。
当科からメッセージの要約
1)これから乳がんなどの治療を受けられる方は、通常通りの診療を行っています。現在、手術や化学療法などの予定の入っている方は予定通り、実施されると考えていてください。4月手術予定の40名余の方の手術はスケジュール通り実施できる見込みです(4月29日現在)。
2)術後のフォローアップなどで、常識的に考えて診療を延ばせそうな方は3か月受診を延長することも考慮してください。また処方箋を受診なし(電話再診)で送付することもできます。今回は予約通り受診していただき、次回を半年後などに延期すること(内服薬を半年分処方)も提案しています。
3)発熱、咳などの症状のある方は、是非受診を延期(少なくとも2週以上)してください。もし受診していただいても通常の乳腺の診療は受けれません。化学療法中などの方は、担当医に電話でご連絡して相談してください。
4)ウイルス関連の今後については誰にも見通せてないと思われますが、少なくとも短期のものではなく2~3年、あるいはそれ以上に影響が及ぶと示唆されています。このため適宜、現実的な判断をして軌道修正していきたいと思います。